2021/05/26 14:42

こんにちは。cheese & cafe caprinoです!


今日は当店で取り扱っているコーヒーの中で、人気No.1となっている銘柄「ブラジル サントアントニオ プレミアムショコラ」について、コーヒーの基礎知識も交えながらご紹介したいと思います。




コーヒー生産国といえばブラジル。ブラジルといえばコーヒー・・・・・・。

と連想できるように、ブラジルは世界的にもコーヒー生産国のメッカ。年間約350万トンもの豆が作られ、世界中へ輸出されています。

普段我々が目にするインスタントコーヒーや缶コーヒーにもブラジル産の豆が使われており、コーヒーを飲むという方なら一度はブラジル産を飲んだことがあるはず。

そこで皆さんへクエスチョン。

「ブラジルコーヒーの味わいの特徴はどんな感じなのでしょうか?」

――意外と答えに困る質問かもしれません笑

そもそも、コーヒーの味とは何なのでしょうか?

コーヒーショップや豆を販売する通販サイトを確認してみると、味の特徴の欄に「チョコレートのよう」、「りんごのようなフルーティーさ」のような他の何かに例えた表現が使われます。

これはSCAA(Specialty Coffee Association of America)という米国のコーヒーに関する団体がCoffee Taster's Flavor Wheel(以下ホイール)と呼ばれるコーヒーの風味について表現の目安となるものを作成しているところから来ており、趣味・仕事問わずコーヒーの世界における味の表現は(概ね)この目安を元にしています。

そのホイールはこんな感じです。コーヒーの味や香りなどがどれを感じさせるかを円の中央部から外側へ細分化し、手がかりにしていきます。

(通常はすべて英語で書かれているのですが、丁寧な日本語訳をしていた方がいらっしゃいましたのでそちらを拝借しました。)


このホイールをブラジルのコーヒーに当てはめるとどこになるか?というのが冒頭で質問した答えになるわけですが、例外はあるものの、ほとんどのブラジル産コーヒーは円の10時から11時の方向に位置するナッツ・ココア、甘味の部分に相当します。

これはブラジルの気候や土壌に関する所からも来ているのですが、一つの大きな要因としてブラジル産コーヒーは「精選方法がナチュラル」だから、というものがあります。

コーヒー豆はご存知の方も多いとは思いますが、コーヒーノキと呼ばれる植物の種子を炒ったもの。当然その豆の周りには果肉やパーチメントと呼ばれるお米でいう玄米の殻のようなものが付いていたりするわけで、それを取り除く「精選」と呼ばれる作業が必要となってきます。

その精選方法もいくつか種類があるのですが、今回ご紹介しているブラジルは「ナチュラル」と呼ばれる方法が主流です(ナチュラルは非水洗式と呼ばれたりもします)。収穫した果実を乾燥させ、乾いたら果肉とパーチメントを機械などで剥ぎ取るという方法です。

この乾燥には天日干しの場合、1週間前後かかるそうなのですが、この1週間の間にブラジルらしいナッツ・ココアのような甘みが形成されているという訳なんです。

実はこの果実を乾かす工程にも色々な方法があり、当店で扱っている「サントアントニオ プレミアムショコラ」はラド・ラドプロセス(=side by sideの意)という方法を取っています。

これは果実を重ならないようにしっかりと広げる方法(中にはあえて重ねて乾燥させる方法も存在します!)で、この方法を取ることによりよりチョコレート感ある甘みが作られると共に、必要以上に発酵してしまうのを防ぐメリットもあるそうです。

「プレミアムショコラ」という名前に負けない贅沢な味わいはこういった手間暇をかけて作られているんですね。

当店ではこのコーヒーを中煎りと呼ばれる焙煎度で焙煎しております。

特徴ある味わいのコーヒーはたくさんあれど、毎日飲める!というコーヒーはなかなか出会えないもの。

そんな中、「ブラジル サントアントニオ プレミアムショコラ」は毎日カップに入れておきたい、レギュラーコーヒーにピッタリのコーヒーとなっております。

当店では100gから販売しております。もちろんBASEでの通販もOK。

また対象地域は限られますが、WoltやUberEats、出前館といったデリバリーサービスからもご注文いただけます。

ぜひこの機会にブラジルのコーヒーを試してみてはいかがでしょうか?