2021/06/06 12:28
こんにちは!cheese & cafe caprinoです😆
本日の札幌は快晴です!お出かけされる方は体調管理万全にして楽しんでくださいね。お家で過ごされる方、当店、WoltやUberEatsなどのデリバリーサービスにも出店しております。ケーキ🍰&コーヒー☕のカフェタイムなんていかがでしょう?
さて、ご好評いただいているコーヒーのお話のポスト。本日はアフリカのコーヒーについてお話していきます!
先日、ブラジルのコーヒーについてお話いたしましたが、一方でアフリカらしいコーヒーとはどんなものなのでしょうか?
アフリカ全体のコーヒー事情について語ると今回の投稿では文字数が足りない!ということで本日はエチオピア🇪🇹にフォーカスしてお話していきたいと思います。
そもそも、コーヒー(ノキ)は一体どこが原産の植物なのか、皆さんご存知ですか?
コーヒーノキの仲間で、現在世界的に栽培されているのがアラビカ種とカネフォラ種。その中でアラビカ種は今回の題材である国、エチオピアが原産国とされています。
我々人間も歴史をたどればアフリカで誕生し進化した、と考えられていますが、人間とコーヒーというのは昔から常に隣人のような存在だった、と考えるとロマンチックかもしれません😁
エチオピア先住民族はイエメンに奴隷として渡り、そこでブンと呼ばれる液体を薬代わりに飲んでいた……10〜11世紀ごろに書かれた医学の本にコーヒーの祖先と考えられる飲み物が登場しており、エチオピアこそがコーヒーを1000年以上に渡って愛用している「コーヒーの国」と呼べる国なのです。
イエメンに渡ったコーヒー文化。その後オスマン帝国や欧州にも少しずつ変化しながらその文化は伝えられ、当時のイエメンの港であった「モカ」と呼ばれる街からコーヒー豆は輸出されていきました。エチオピア(とイエメン)産が「モカコーヒー」と呼ばれるようになったのはこの地名から。
さて、視点を現代に戻してみると、エチオピアにおけるコーヒー栽培は各家庭での庭先で栽培されているコーヒーノキから実を収穫しているものがほとんど。各人が農協へ持っていき、一つの大きなロットとして扱われる、という工程を経て我々の手に渡ります。
コーヒー栽培をイメージすると、ブラジルのような大規模農園があり、大きな機械を使って一気に収穫する……というイメージが先行してしまうかもしれませんが、実はアフリカ・エチオピアではこういった家庭菜園レベルのコーヒーを輸出していたりします。
エチオピアのコーヒーはなんと言ってもレモンや紅茶のような酸味が特徴。当店で扱っている同国の銘柄「イルガチャフィー ベレカG1」はその中でもウォッシュ(水洗)式の精選方法を取っていることが特徴。
ウォッシュ式とは前回投稿したブラジルの記事で登場しましたナチュラル(非水洗)式の対になる存在で、完熟した実を収穫後、すぐにパルパーと呼ばれる機械で果肉を除去。水を張った水槽に残った豆を入れ、水中の微生物の力によって表面に残る粘物質を除去……。まさに水で洗う(=ウォッシュする)製法です。
この方法を取ると全体的に苦味が抑えられた、スッキリしたコーヒーができやすくなります。
元からフレッシュ感を持つエチオピアのコーヒーをさらにウォッシュ式で仕上げる。イルガチャフィーベレカのしっかりレモン感はこのようにして生まれているというわけです。
当店ではこの銘柄をよりスッキリ感じられるよう、浅〜中煎り程度に焙煎しております。
数種類ある当店の銘柄の中でも焙煎の時間管理や終了するタイミングなどが難しく感じており、試行錯誤の上で出来上がった味わいです💪
当店で淹れたてはもちろん、焙煎豆のお持ち帰りもできます!
是非この機会にcheese & cafe caprinoをご利用くださいね。